かごしまグリーンツーリズムフォーラムin鹿屋市 講演でした

かごしまグリーンツーリズムフォーラムin鹿屋市が開催されました。
ありがたいことに、基調講演をさせていただき、分科会の講師もさせていただきました。
今回のテーマは講演会が「食で伝えよう!郷土の心と伝統」
分科会の方は「私が伝えたい 料理と言葉」です。

会場には、いつもかごしま郷土料理マイスターや子ども料理教室のアシスタントでおせわになっている川辺の東さんや、以前かごっまおごじょ委員会でご一緒だったいちき串木野市の木場さん、伊佐の田野田さん、曽於の外前田さんもいらしていました。

講演では、体験プログラムの組み立て方について、地域の中にある知恵や技を丁寧に見つめ、それをまずは自分たちが学び、体験プログラムに作り上げていくことなど、
そして郷土料理・食文化の力は、「ここにあるもので作ること」、それは無駄がなく無理がなく、ここで生きる知恵そのものであることなどをお話しました。

また、分科会は全体会の司会もされている柴さとみさんに助けていただきながら、30名以上の皆様とご一緒しました。
まずは「食歴ワークショップ」で、自分のこれまでの暮らしの中で大切な食を自己紹介としてグループ内で発表しあいました。
その後、そのグループで「わが町の(私の)、この一皿」を考えてもらいました。
その料理を用紙に大きく書いて、その周りに、それを、紹介するときの「自分の言葉」をいろいろ書いてもらいました。
開聞の川尻地区の「おろいのっけ」(おろし大根とサバの汁)など、初めて聞く料理もあり、大変面白い時間でした!

他の分科会は、かごしまツーリズムの上代さん、そして東川さんで、それぞれ充実した研修だったようです。
運営で、細かなご配慮いただきました東川さんご夫妻、鹿屋市の皆様、お世話になりました。ありがとうございました!

 

浜の市ふれあいセンター 親子郷土料理でした

霧島市の「浜の市ふれあいセンター」様のご依頼で、施設内の調理室で、親子郷土料理クッキングを行いました。
温泉センターですが、調理室と試食もできる広い和室もあるので、活用したいとのことでのお話を受けてのことです。

今回のメニューは「かるかん饅頭」「豚汁」「おにぎり」です。
小学生から中学生、その保護者様のご参加で、和やかに楽しく調理することができました。

まずは、かるかん饅頭作りです。
大和芋をすりおろしそこに水、砂糖、米粉(かるかん粉として販売されているものを使いました)を順に加えていきます。
まるでおもちのような粘りのある生地に、みなさんとても驚いていらっしゃいました。
かるかんの型に生地をいれ、その上にあんこを置き、爪楊枝で生地をそっとあんこの上に乗せるようにします。
これは、以前坂田金時堂の坂田和美さんに教えていただいたやり方で、ずっとこのようにしています。

蒸している間に、大根・人参・里芋なども野菜を切り豚汁を作っていきます。
その後、おにぎりを握って海苔で巻きます。
かるかんも蒸しあがり、おにぎり・豚汁とともにあたたかい出来立てを試食しました。
お持ち帰りのかるかん饅頭もできたので、それぞれのご家庭で、おいしいかるかんと共に、今日のことがお話されたらいいなと思います。



肝付町かごしまグリーンツーリズム協議会の研修会でした

肝付町でのかごしまグリーンツーリズム協議会の研修会にお呼びいただきお話をさせていただきました。東川さんありがとうございます!
ご参加いただいたのは、南大隅町肝付町グリーンツーリズム関係の皆様。
今回のテーマは「魅力的な体験プログラムの考えかた」。霧島食育研究会で実施している「霧島里山自然学校」(現在20年目、約420回実施)の、プログラムを作っていく上で、試行錯誤しながらも、大事にしている考え方や実際の様子をお話させていただきました。
その後、二班にわかれてワークショップ。中・高校生の受け入れ時を想定し、自分の周りにある、「有ること」の中で「体験させたいこと」と「食べものを作ること」をカードにどんどん書いていきます。その後、春・夏・秋・冬、それぞれの「体験」と「食べもの作り」に分類していきます。
本当にたくさんのアイデアが出ました。「体験」では、「棚田」「杉の葉ひろい」「しゅろで作るはえたたき」「鹿児島弁を「長渕剛の『きばいやんせ』でおしえる」など、「食べもの作り」では「たけのこ掘り」「かき氷つくり」「「つわとり」・・・などなど。
最後、参加者さんが「頭の中ではいろいろ考えていたけど、こうやって書きだしてみたら、こんなにたくさんあった、面白かった!」と、感想を発表してくださいました。

 

日本遺産「薩摩の武士が生きた町」シンポジウムでした

日本遺産「薩摩の武士が生きた町」シンポジウムが蒲生中央公民館で行われました。
蒲生の太鼓踊りがオープニング、その後、
東川隆太郎さんと、「日本遺産を地域で生かし未来に残す」をテーマに、主に食からみた麓のお話を、「トークショー」という形でさせていただきました。
中身は今年2月にお手伝いさせていただいた蒲生麓での「殿様の街歩き」の中の「殿様御膳」の推測のいきさつやその内容です。

また、私自身が幼いころ薩摩川内市宮内にある麓集落で暮らしていたことがあり、その中で幼心で感じた麓の暮らしについても、お話することができました。
「暮らし方がとても丁寧だったこと」「住んでいる人たちの言葉が丁寧だったこと」「子供の世界でも年長者が年少者をまとめていたこと」「地区内の安全を大切にしていたこと」など。
麓での暮らしがとても好きで、私の「ふるさともどき」が麓なので、そういうお話ができてとてもうれしく感じました。

東川さんが、話しやすくリードしてくださったので、本当にありがたかったです。
また、地元蒲生中学生の取組、また日本遺産の構成文化財になっている各麓の取組等いろいろなお話を聞くことができました。

 

南日本新聞「論点」最終回執筆しました

南日本新聞の「論点」に「食べものと子どもの心」と題し執筆いたしました。
今回が、8回目で最終回です。

昨年の今頃、依頼されてどうしたものかと少し悩みましたが、なんとか予定通りの回数を務めることができました。
振り返ると、これまでやってきたことや考えていることなど、限られた字数の中にまとめお伝えすることができるとても良い機会でした。
お力添え・応援いただいた皆様、本当にありがとうございました!

これまでのタイトル
1月23日「今に生かす食文化の意義」
3月2日「食の文化祭」が伝え継ぐもの
4月24日「あくまき」の知恵と伝承
6月5日 食農教育の醍醐味と重要性
7月24日 生きる意欲と「自炊」する力
9月4日 食の記憶で戦争を伝え継ぐ
10月16日「ゲタンハ」が伝える地域の物語
11月27日 食べものと子どもの心

枕崎保育連合会の研修でした

枕崎保育連合会の研修(給食担当の先生方向け料理教室)におよび下さいました。
「げたんは」「がね」「鶏飯」のリクエストがあり、霧島市横川の福島さんや、奄美出身の花田さんに教わった作り方をもとに、自分がおいしいと思うレシピに調整してお伝えしました。
さすが、日々調理に携わっている皆様で、調理も片付けも素晴らしく手際よく取り組んでくださいました。
特に、げたんはは好評で、給食のおやつにも取り入れてみたいとおっしゃってくださいました!ありがとうございます!!

 

鹿児島県私立幼稚園PTA連合大会in南薩 講演でした

川辺で「鹿児島県私立幼稚園PTA連合大会in南薩」が開催され、講演をさせていただきました。
以前、別会での講演を聞いてくださった会長さんが、ぜひ呼びたかった旨のお話を開会のあいさつの中でしてくださいました。ありがとうございます。

講演時間が60分で、ちょうと60分で終わったのが、自分だけのひそかな成果です。
講演後も幼稚園に通う保護者の皆様より、心に響いたとのお声をたくさんいただきました。PTA関係の皆様とは、だんだんと自分と年齢が離れていくこともあり、私の話はその方々に届くのだろうかとの、不安もあります。
今日のように直接お声をお聞きすることで、やはり「自分の思うことを自分の言葉で伝えていくしかないのだな」と当たり前のことですが、改めて思いました。