甑島の郷土料理を教えていただきました

下甑地区PTA教育講演会によんでいただいた翌日、
食生活改善推進員の大毛さん・有馬さん・根来さんに甑島の郷土料理を教えていただきました。
「手打ずし」「いりこ入り紅白なます」「おしだご」です。

甑島の各地には暮らしに溶け込んだ「すし」「すす」があり、その中で「手打」地区に在住の方に教えていただいたのが「手打すし」。
特徴は生魚と野菜類を薄口しょうゆだけで煮て、それをすし飯に混ぜます。
正方形の型に詰め込んで、皿に盛って錦糸卵や甘酢ショウガなどを載せます。
具材は醤油だけで煮るので、きりっと引き締まった味付けです。
これに、酢〆の魚などを載せることもあるそうです。
「すし」は島内の各地で味付けが違い、特に「砂糖」は使用せず、作る地域もあるそうです。

「おしだご」は、団子にゆでたヨモギを加えよくこねて、蒸し器の大きさに合わせ広げて蒸したもの。
粉とヨモギの量がほぼ同量で、出来上がりは放射状に切り、きな粉砂糖をつけて食します。

いりこ入り紅白なますは、きびなごを生のまま天日干ししたものを、めん棒などでたたいて、大根とニンジンのなますに加えます。
キビナゴの強い風味が甘酢にあって大根やニンジンもたっぷりと盛り付け、大変おいしいお料理でした。

教えてくださった方々のお話もたくさんお聞きすることができました。
周囲の皆さんと力を合わせ、様々に配慮しつつたくましく生きる皆さんに感銘を受けました!!