南日本新聞「かごしまフード風土」⑥ー伝えたい「100年レシピ」取材協力・レシピ監修 【阿久根市・キビナゴのかば焼き風】

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かごしまフード風土「きびなごのかば焼き風」(阿久根)
30年以上前をピークに漁獲量が5分の1までに減ったイワシ
イワシのかば焼きは阿久根の家庭料理。庶民が手に入りにくくなった特産の代わりに食卓によくのぼったのが「きびなご」。
今回登場してくださったのは「當房さん」。取材は東シナ海を見下ろす高台のご自宅に伺いました。学校給食の調理師として子どもたちの給食を作り続けてきた當房さんが、おいしい魚料理を食べて欲しいと、きびなごをそのまま揚げて甘辛いタレをくぐらせて作ったお料理です。
郷土料理の魅力は食材・調理法が土地に適した方法で培われてきた点です。環境が変わり、食材が手に入らなくなるのは残念ですが、型にはめず進化させることも大切だなと感じる一品です。