霧島ガストロノミー「きりしま食の道10カ条」ブログ

 

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きりしまガストロノミー協議会では、「きりしま食の道10カ条」をテーマにブログを掲載しています。
【千葉しのぶ鹿児島食文化スタジオ】では、取材・文・料理を担当させていただきました。


1年ちょっとかけて、様々な角度で食にかかわる方々にお話を伺いました。
10か条にあわせ10人の方をインタビューし、その方にまつわるお料理を、霧島で作られた器に盛りつけて撮影しました。

生きる源である食を中心に置き、「きりしま食の道10カ条」のテーマごとに、霧島に生きる人々の声に耳を傾けていきます。
そしてその学びの中から、今を生きる私たちの拠りどころを見つけるブログです。

どうぞご覧くださいませ。

 

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kirishima-gastronomy.com

第1条
 暮らしの源である霧島山に深い敬意を込め、自然の恵みを共有しよう

☆インタビュー
霧島山と共に生きる」 後藤 辰美さん
☆霧島の食と器
「干し魚と野菜の煮しめ」を「紅葉窯(こうようがま)」の器に盛る

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第2条
 天孫降臨の地である霧島の食のルーツを学び体験しよう

☆インタビュー
「田んぼと畑に立つ生き方」 古江 真二さん(霧島)
☆霧島の食と器

「親子丼」を「隼風窯(はやせがま)」の小どんぶりに盛る

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第3条
 先人たちが連綿と築いてきた食の知恵、技、想いを未来に残そう

☆インタビュー
「ゲタンハに託すふるさとの軌跡」 福島 年子さん(横川町)
☆霧島の食と器
「げたんは」を「岩切美巧堂」の器に盛る

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第4条
 霧島が育む食材を学び、使い、みんなで楽しく食べよう

☆インタビュー
「食を通して表現する霧島の過去・現在・未来」 峯下 清孝さん(霧島)
☆霧島の食と器
「ポテトサラダ」を「FUQUGI(フクギ)」の器に盛る

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第5条
 受け継がれてきた霧島の食文化をいかし新たな霧島の食に発展させよう

☆インタビュー
「伝統は革新の積み重ねで生まれる」 植山 吉将さん(隼人町
☆霧島の食と器
「つきあげすもじ」を「国分焼」の大皿に盛る

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第6条
 霧島の食材で健康や美につながる食べ方をひろめよう

☆インタビュー
「霧島でつくりだす美と健康を人々と分かち合う」 田代 孝幸さん(牧園町
☆霧島の食と器
「霧島サーモンのカルパッチョ」を「夢つる子窯」の平皿に盛る

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第7条
 霧島の食を育む山、川、里、海を大切にし、命の循環を守り続けよう

☆インタビュー
「霧島を表現する焼酎造りに挑む」 中村 慎弥さん(国分)
☆霧島の食と器
「鶏のごてやき」と「美の匠ガラス工房弟子丸 薩摩切子の猪口」

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第8条
 ワクワクする新しい食の創造にチャレンジできる霧島をつくろう

☆インタビュー
「人と人、人と食をつなぎ創り出す新しい日常」 宮之原 優聖さん
☆霧島の食と器
「鶏と野菜の煮つけ」を「白土焼(しらつちやき)」の鉢に盛る

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第9条
 霧島人として、思いやりとまごころで、霧島でしか味わえない食の記憶を贈ろう

☆インタビュー
「駅弁で語り継ぐ霧島の100年」 森の弁当やまだ屋 山田 まゆみさん(隼人町
☆霧島の食と器
「がね」を「朱里窯(あかりがま)」の皿に盛る

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第10条
 霧島の多様な食文化を互いに認め「褒めあう食文化」を築こう

☆インタビュー
「ふるさとを潤す水のように生きる」今吉 直樹さん(溝辺町)
☆霧島の食と器
「鶏刺し・白和え」と「岩切美巧堂 錫の酒器」

 

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南日本新聞「かごしま食歳時記」連載中です

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「里いものとも和え」
里芋を里芋であえるお料理です。
今日の南日本新聞「かごしま食歳時記」に掲載しました。

尊敬する石神千代乃さんの本に「ともあえいもころばかし」という料理名で載っていたものを参考にしています。
この本では大正から昭和初期までの料理を紹介していますので、だいたい100年くらい前の料理ですね。
ネットで見ると、同じ料理は出ていますので、鹿児島だけのものでもないし、以前は各地で結構ポピュラーなものだったかもしれないですね。

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243 9月8日
里芋のとも和え
茹でた里芋のうち三分の一をつぶし味噌味の衣にする。残りの里芋はひと口大に切って衣で和える。里芋を里芋で和えるので「ともあえ」。約50年前に出版された「さつま料理歳時記」(石神千代乃著)に大正から昭和初期の味として「ともあえイモコロバカシ」という料理名で紹介されていた。分量の記載はなかったので好みの味にしてみた。
レシピ(4人分)
里いも 500g
砂糖・麦みそ 各大さじ1と1/2
炒り白ゴマ 小さじ2
① 里芋は皮付きのまま、竹串がスッと通るくらいまで茹でる。
② 皮をむき、1/3量をマッシャーかすりこ木などでつぶし、砂糖・麦みそを加えよく混ぜる。
③ 残りの里芋はひと口大に切り②とあえる。
④ 器にもり、いり白ゴマを振る。

『はじめての郷土料理』2刷となりました!

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たくさんの皆様にご購入いただき2刷となりました。
発行日もいい感じですね。

購入いただいたりお友達にご紹介いただいたりと、
さまざまにお力添えいただきありがとうございます!!

燦燦舎の鮫島さんご夫妻、エンガワスタジオの吉国さんご夫妻、
お世話になった方々に心より感謝申し上げます!

南日本新聞「かごしま食歳時記」連載開始です

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1月1日より南日本新聞の「2面」と「みなみのカレンダー面」に

「かごしま食歳時記」の連載が始まっております。

1年の長丁場ですが、学びの機会をいただいたものと、丁寧にお仕事させていただこうと思っております!

どうぞ、よろしくおねがいいたします!

「はじめての郷土料理」出版します

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念願の、本屋さんで販売される本を出させていただきます(12月上旬)。
「はじめての郷土料理」鹿児島の心を伝えるレシピ集(燦燦舎)です。


掲載されるすべての料理77品は、それを教えてくださったお一人お一人の「ここにある食材で食べる人のことを思い作る」心意気を受け止めつつ、今の暮らしにも合わせた調理方で、100年先も、「おいしく作れる」ように作成しました。
説明文でわかりにくいところは手順を写真で、写真でもわかりにくいところはイラストで、細かに知恵をしぼっております。


料理写真はエンガワスタジオの吉国明彦さん、吉国あかねさん、イラストは美術作家のさめしまことえさん、史実部分の監修は東川隆太郎さんです。燦燦舎の鮫島亮二さんの「しっかり作れる」編集のおかげで、充実した内容です。

 

燦燦舎のホームページをご覧ください。
予約してくださる場合は、燦燦舎さんでも、私へのメッセージでも、大丈夫です。

san-san-sha.com

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南日本新聞「かごしまフード風土」⑩ー伝えたい「100年レシピ」取材協力・レシピ監修 【志布志市有明・あぶらみそ】

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【伝えたい100年レシピ】⑩ 南日本新聞10月5日掲載
今回は志布志市有明在住、脇田和美さんの油味噌です。
早くに亡くなったお母さんが残された、みそ仕込みやお料理のレシピノートやみそがめを引き継ぎ、穏やかに、強く生きる脇田さんの笑顔が素敵です!!
そして、この油味噌は「チリメンジャコ」入り。
もともと油味噌は、ゴボウ、ニンジンなどの根菜類を油で炒め、みそを加えた常備菜です。

時代と共に砂糖で甘くし、豚肉を加え「豚みそ」になったり、シイタケをたくさん入れて「椎茸みそ」になったりしています。

地域ごとに、その時あるものを保存食として使っていて、おもしろいです。

ふるさと学園様:オリーブ卵の官能調査

f:id:kagosyoku:20201002162618j:plainオリーブ卵のおいしさ比較調査の結果です。
ふるさと学園(日置市)では、作業活動の中の養鶏班でオリーブ卵を生産しています。
平飼いで新鮮なおから・野菜などの餌に加え、
日置市特産のオリーブの搾りかすを加えた餌で育てた鶏が生んだ卵です。
この度、ご依頼があり、そのオリーブ卵のおいしさの比較調査を行い結果をまとめました。ご依頼元に承諾を得て掲載いたします。