「はじめての郷土料理」出版します

f:id:kagosyoku:20210304115949j:plain

念願の、本屋さんで販売される本を出させていただきます(12月上旬)。
「はじめての郷土料理」鹿児島の心を伝えるレシピ集(燦燦舎)です。


掲載されるすべての料理77品は、それを教えてくださったお一人お一人の「ここにある食材で食べる人のことを思い作る」心意気を受け止めつつ、今の暮らしにも合わせた調理方で、100年先も、「おいしく作れる」ように作成しました。
説明文でわかりにくいところは手順を写真で、写真でもわかりにくいところはイラストで、細かに知恵をしぼっております。


料理写真はエンガワスタジオの吉国明彦さん、吉国あかねさん、イラストは美術作家のさめしまことえさん、史実部分の監修は東川隆太郎さんです。燦燦舎の鮫島亮二さんの「しっかり作れる」編集のおかげで、充実した内容です。

 

燦燦舎のホームページをご覧ください。
予約してくださる場合は、燦燦舎さんでも、私へのメッセージでも、大丈夫です。

san-san-sha.com

f:id:kagosyoku:20210304120007j:plain

 

南日本新聞「かごしまフード風土」⑩ー伝えたい「100年レシピ」取材協力・レシピ監修 【志布志市有明・あぶらみそ】

f:id:kagosyoku:20201013123414j:plain

【伝えたい100年レシピ】⑩ 南日本新聞10月5日掲載
今回は志布志市有明在住、脇田和美さんの油味噌です。
早くに亡くなったお母さんが残された、みそ仕込みやお料理のレシピノートやみそがめを引き継ぎ、穏やかに、強く生きる脇田さんの笑顔が素敵です!!
そして、この油味噌は「チリメンジャコ」入り。
もともと油味噌は、ゴボウ、ニンジンなどの根菜類を油で炒め、みそを加えた常備菜です。

時代と共に砂糖で甘くし、豚肉を加え「豚みそ」になったり、シイタケをたくさん入れて「椎茸みそ」になったりしています。

地域ごとに、その時あるものを保存食として使っていて、おもしろいです。

ふるさと学園様:オリーブ卵の官能調査

f:id:kagosyoku:20201002162618j:plainオリーブ卵のおいしさ比較調査の結果です。
ふるさと学園(日置市)では、作業活動の中の養鶏班でオリーブ卵を生産しています。
平飼いで新鮮なおから・野菜などの餌に加え、
日置市特産のオリーブの搾りかすを加えた餌で育てた鶏が生んだ卵です。
この度、ご依頼があり、そのオリーブ卵のおいしさの比較調査を行い結果をまとめました。ご依頼元に承諾を得て掲載いたします。

南日本新聞「かごしまフード風土」⑨ー伝えたい「100年レシピ」取材協力・レシピ監修 【日置市伊集院・田舎風コロッケ】

f:id:kagosyoku:20200928065903j:plain

【伝えたい100年レシピ】⑨ 南日本新聞9月20日掲載 
今回は伊集院在住の日高まなみさんの「田舎風コロッケ」です。
日高さんが現在83歳のお母様から引き継いでいるお料理の一つ。
醤油と砂糖で甘辛く味付けした肉と野菜を、煮汁ごとつぶしたジャガイモに加えて作ります。
お母さまは目がご不自由で、日高さんが小学生のころ右目を、その後両目失明されました。
「大変だったはずなのに泣きごとを聞いたことがない」
「不自由な中でも、明るく、工夫して私たちを育ててくれた」
「だから、私は母からもう一歩頑張れる力をもらっている」
という日高さんの言葉が印象に残っています。

令和2年度伝統的工芸品産業支援事業検討会 委員に委嘱されました

f:id:kagosyoku:20200901135411j:plain

12月2日~6日まで開催予定の第31回「薩摩焼フェスタ」。
今回のテーマは「次世代を担う子どもたちのための食卓展」。
今年度の検討委員にとお声がけありました。
昨日の会議では、作家さん方の試作も拝見させていただく機会となりました。
楽しみが増えました。

南日本新聞「かごしまフード風土」⑧ー伝えたい「100年レシピ」取材協力・レシピ監修 【霧島市横川・塩サバの煮なます】

f:id:kagosyoku:20200901134735j:plain

今日8月30日の南日本新聞「鹿児島フード風土」。
今回は霧島市横川の福島年子さんの「塩サバの煮なます」。
9人兄弟の末っ子の福島さんがお母さまから教わったお料理です。
「湯なます」とも言って、炒め煮する「なます」ですね。
酢が効いて今の時期は暑気払い、寒いときは体が温まる一品です。